<p>
カーソルテーマはアイコンと同じディレクトリにコピーします
</p>
+ <h2>
+ パッケージの削除
+ </h2>
+ <p>
+ 不要なパッケージを削除します
+ </p>
+ <p>
+ 不要なパッケージが多いとisoサイズがどんどん大きくなってしまいますのでなるべく小さくします
+ </p>
+ <p>
+ インストールされているパッケージは以下のコマンドで確認できます
+ </p>
+ <p><pre><code>$ sudo dpkg -l | less</code></pre></p>
+ <p>
+ 終了時は「q」キーを押します
+ </p>
+ <p>
+ Gnome系のパッケージは削除できるかもしれません
+ </p>
+ <p>
+ 削除してよいかどうか分からなかったらパッケージ名で検索してみたり、Basixと比較してみると良いかもしれません
+ </p>
+ <p>
+ 削除する際は「-y」で一気に削除するのではなく、削除されるパッケージを確認して確実に削除してください
+ </p>
+ <p>
+ また、削除の際は「remove」ではなく「purge」を使用してください
+ </p>
+ <p>
+ 違いはというと、「remove」では設定ファイルは削除されませんが、「purge」では設定ファイルまで削除されます
+ </p>
+ <p>
+ 必要以上の設定ファイルはごみになるだけなので削除します
+ </p>
+ <p>
+ パッケージを削除する際は以下のテンプレートを使用すると簡単です
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>$ sudo apt-get purge hogehoge</code></pre>
+ </p>
+ <p>
+ (hogehogeは各自で置き換えてください)
+ </p>
+
+ <h2>
+ パッケージのインストール
+ </h2>
+ <p>
+ 自分の好きなパッケージをインストールします
+ </p>
+ <p>
+ 標準のリポジトリになければ自分でリポジトリを追加します
+ </p>
+ <p>
+ おすすめのパッケージは「UbuntuCleaner」です
+ </p>
+ <p>
+ リポジトリを追加してインストールします
+ </p>
+ <p>
+ 不要なパッケージを削除してくれるのでディストリビューション作成には必須です
+ </p>
+ <h2>
+ デスクトップのカスタマイズ
+ </h2>
+ <p>
+ デスクトップのカスタマイズを行います
+ </p>
+ <p>
+ Xfceの場合は自分の好きな位置にパネルを配置します
+ </p>
+ <p>
+ Xubuntuに標準で入っているアプリケーションメニューは以下のコマンドでインストールできます
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>$ sudo apt -y install xfce4-whiskermenu-plugin</code></pre>
+ </p>
+ <p>
+ Xfce以外のデスクチップ環境でもある程度はカスタマイズできると思いますが、Gnomeなどはプラグインを追加する程度だと思います
+ </p>
+ <p>
+ SereneLinuxでは、パネルを上に配置し、長さを変更、アイテムの配置を変更して「cairo-dock」をインストール、設定しています
+ </p>
+ <p>
+ UIはディストリビューションの顔になるのでしっかりと考える必要があります
+ </p>
+ <h2>
+ 設定ファイルの保存
+ </h2>
+ <p>
+ いよいよ最終工程です
+ </p>
+ <p>
+ 今まで設定した項目をisoに適用させるために保存します
+ </p>
+ <p>
+ BodhiBuilderでは/home以下はisoに入れないので.configといった設定ファイルも保存されません
+ </p>
+ <p>
+ そのために別のディレクトリに.configなどをコピーする必要があります
+ </p>
+ <p>
+ それでは順番に見ていきましょう
+ </p>
+ <h3>
+ 1.設定を変更したソフトを書き出す
+ </h3>
+ <p>
+ 設定を変更したソフトを書き出します
+ </p>
+ <p>
+ SereneLinuxでは、「Cairo-Dock」や「Xfce4」などが変更されています
+ </p>
+ <h3>
+ 2.変更されたソフトの設定ファイルを見つけ出す
+ </h3>
+ <p>
+ ほとんどの設定ファイルはユーザディレクトリ下の.configディレクトリ内に保存されています
+ </p>
+ <p>
+ そのディレクトリを別のディレクトリにコピーしておきます
+ </p>
+ <p>
+ 一部の設定ファイルはホームディレクトリ直下や、別の場所に保存されていることもあるのでインターネット上で情報を探すなりfindコマンドを実行するなりして設定ファイルを探し出してください
+ </p>
+ <h3>
+ 3.見つけ出した設定ファイルを、スケルトンディレクトリにコピーする
+ </h3>
+ <p>
+ 設定ファイルのディレクトリ構造をスケルトンディレクトリに再現します
+ </p>
+ <p>
+ Debian系のスケルトンディレクトリは以下のパスです
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>/etc/skel</code></pre>
+ </p>
+ <p>
+ 上記のパスを~/(ホームディレクトリ)に見立てて.configなどのディレクトリを作成し、設定ファイルや設定フォルダをコピーします
+ </p>
+ <p>
+ 新しいユーザやisoが作成される際はスケルトンディレクトリ内のデータが~/にコピーされます
+ </p>
+ <p>
+ 例えば~/.config/hoge.confのファイルをスケルトンディレクトリにコピーしたかったら/etc/skel/.config/hoge.confにコピーします
+ </p>
+ <p>
+ 変更されたソフトの設定ファイルをすべてコピーしないと正常に作動しないのでしっかりとコピーする必要があります
+ </p>
+ <p>
+ かといって、全部丸々コピーするのもよくありません
+ </p>
+ <p>
+ 個人情報までisoに含んでしまうかもしれないのでスケルトンディレクトリにコピーするファイルやフォルダはしっかりと内容を見ておくことが大切です
+ </p>
+ <p>
+ この部分は非常に複雑なのでわからなければ筆者のDMもしくはメールに来てください
+ </p>
+ <p>
+ この作業は設定を変更するたびにし直す必要があります
+ </p>
+ <h2>
+ インストールスライドの変更
+ </h2>
+ <p>
+ インストール中に表示されるインストールスライドを変更します
+ </p>
+ <p>
+ インストールスライドはubiquity-slideshow-*という形式のパッケージで設定されています
+ </p>
+ <p>
+ なので、まずはそのパッケージを削除します
+ </p>
+ <h3>
+ 1.ディストリビューション標準のスライドを削除する
+ </h3>
+ <p>
+ 以下のコマンドを実行してインストールされているパッケージを見つけ出します
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>$ sudo dpkg -l | grep "ubiquiy-slideshow"</code></pre>
+ </p>
+ <p>
+ 出てきたパッケージを以下のコマンドで削除します
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>$ sudo apt-get purge -y hogehoge</code></pre>
+ </p>
+ <p>
+ 「hogehoge」を出てきたパッケージ名に置き換えてください
+ </p>
+ <h3>
+ 2.ベースになるパッケージをインストールする
+ </h3>
+ <p>
+ 以下のコマンドを実行してインストールします
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>$ sudo apt -y install ubiquity-slideshow-xubuntu</code></pre>
+ </p>
+ <p>
+ インストールされたスライドはHTMLやCSS、JavaScriptで書かれています
+ </p>
+ <p>
+ それらを編集して自分のディストリビューション用のスライドを作成していきます
+ </p>
+ <h3>
+ スライドを編集する
+ </h3>
+ <p>
+ スライドを編集します
+ </p>
+ <p>
+ スライドのデータは以下のパスに保存されています
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>/usr/share/ubiquiy-slideshow/slides/</code></pre>
+ </p>
+ <p>
+ スクリーンショットなどのファイル名は自由に変更できますが、htmlのファイル名は編集しないことをおすすめします
+ </p>
+ <p>
+ アイコン、スクリーンショットを準備してそれぞれのフォルダに保存したあとはhtmlを編集していきます
+ </p>
+ <p>
+ 上のパスの直下にあるhtmlは英語で書きます
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>/usr/share/ubiquity-slideshow/l10n/ja/</code></pre>
+ </p>
+ <p>
+ こちらのパスに日本語のスライドを配置します
+ </p>
+ <p>
+ HTML内の記述のアイコンやスクリーンショットのファイル名と実際のファイル名を一緒にします
+ </p>
+ <p>
+ ある程度の文章が完成したら、HTMLの構文チェックを行います
+ </p>
+ <p>
+ ブラウザでは表示できても、構文ミスが有るとスライドでは正常に表示されないことがあります
+ </p>
+ <p>
+ 私も当初はこれでかなり困りました
+ </p>
+ <p>
+ HTMLが完成したらCSSを書いていきます
+ </p>
+ <p>
+ CSSは実際にプレビューしながらの編集ができないのでかなり難しいですが頑張ってください
+ </p>
+ <h3>
+ 作成したファイルの権限を変更する
+ </h3>
+ <p>
+ 以下のコマンドでファイルの権限を変更します
+ </p>
+ <p>
+ <pre><code>$ sudo chown -R root:root /usr/share/ubiquity-slideshow/</code></pre>
+ <pre><code>$ sudo chmod -R 755 /usr/share/ubiquity-slideshow/</code></pre>
+ </p>
</main>