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``print`` と ``println`` 関数を用いて出力を表示します。 ``println`` 関数は表示する値に新しく改行コードを加えます。 ``print`` 関数は加えません。 ::
- fprint(<file>, <string>)
+ fprint(<file>, <string>)
print(<string>)
eprint(<string>)
fprintln(<file>, <string>)
...
-* A : 各々の行を引数のリストとして、クオート化された状態でパースします。例えば、以下の行は3つのワード "``ls``" , "``-l``" , "``Program Files``" を持つことになります。 ::
- ls -l "Program Files"
+* A : 各々の行を引数のリストとして、クオート化された状態でパースします。例えば、以下の行は3つのワード "``ls``" , "``-l``" , "``Program Files``" を持つことになります: ``ls -l "Program Files"``
* O : 各々の行を、ホワイトスペースをセパレータとしてパースします。これは通常OMakeが文字列をパースする際のアルゴリズムを使用しています。この動作はデフォルトです。
* x : 各々の行を分割し、さらに16進数表現を用いてワードの個数を減らします。これはURLを指定する際には通常16進数表現が用いられるためです。例えば、文字列 ``Program Files`` は代わりに以下の形 ``Program+Files`` に置き換わります。
10.11.20 Group
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
+``Group`` オブジェクトはシステムのユーザグループに関するデータベースのエントリを表現します。このオブジェクトは以下のプロパティを含んでいます。 ::
+
+* ``gr_name`` : グループ名
+* ``gr_group`` : 暗号化されたパスワード
+* ``gr_gid`` : グループのグループID
+* ``gr_mem`` : グループメンバのユーザ名
+
+すべてのプロパティがすべてのOSで意味を持つわけでは無い点に注意してください。
.. index::
single: getgrnam()
10.11.21 getgrnam, getgrgid
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
+::
+
+ $(getgrnam name...) : Group
+ name : String
+ $(getgrgid gid...) : Group
+ gid : Int
+ raises RuntimeException
+
+``getgrnam`` 関数はグループ名からグループエントリを探しだし、 ``getgrgid`` 関数はグループID(gid)からエントリを探し出します。何も見つからなかった場合は例外が送出されます。
.. index::
single: tgetstr()
10.11.22 tgetstr
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
+::
+
+ $(tgetstr id) : String
+ id : String
+
+``tgetstr`` 関数は指定された ``id`` を用いて「端末の能力(terminal capability, termcap)」を調べます。これは、"terminfo"の調査が ``TERM`` 環境変数によって与えられることを保証しています。もし与えられた"terminal capability"が定義されていなかった場合、この関数は空の値を返します。
+
+.. note::
+ シェルプロンプト内部の ``tgetstr`` によって返された値を使用したい場合、あなたは ``prompt-invisible`` 関数を用いてラップする必要があります。
.. index::
single: xterm-escape-begin()
10.11.23 xterm-escape-begin, xterm-escape-end
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
+::
+
+ $(xterm-escape-begin) : String
+ $(xterm-escape-end) : String
+
+``xterm-escape-begin`` と ``xterm-escape-end`` 関数はXTermのウィンドウタイトルを設定したい場合に用いることができる、エスケープのシーケンスを返します。この機能が使えない場合、この関数は空の値を返します。
+
+.. note::
+ シェルプロンプト内部の値を用いるようにしたい場合、あなたは ``$(prompt_invisible_begin)$(xterm-escape-begin)`` と ``$(xterm-escape-end)$(prompt_invisible_end)`` を使う必要があります。
.. index::
single: xterm-escape()
10.11.24 xterm-escape
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
+::
+
+ $(xterm-escape s) : Sequence
+
+``TERM`` 環境変数が「XTermのタイトルを設定する機能が利用できる」ことを表していた場合、 ``$(xterm-escape s)`` は ``$(xterm-escape-begin)s$(xterm-escape-end)`` と等価です。そうでない場合、この関数は空の値を返します。
+
+.. note::
+ シェルプロンプト内部の ``xterm-escape`` によって返された値を用いるようにしたい場合、あなたは ``prompt-invisible`` 関数を使ってラップする必要があります。
.. index::
single: prompt-invisible-begin()
10.11.25 prompt-invisible-begin, prompt-invisible-end
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
+::
+
+ $(prompt-invisible-begin) : String
+ $(prompt-invisible-end) : String
+
+``prompt-invisible-begin`` と ``prompt-invisible-end`` 関数は、シェルプロンプトに「見えない」セクション(様々なエスケープシーケンスのような)を設定するために用いる必要のある、エスケープのシーケンスを返します。
.. index::
single: prompt-invisible()
10.11.26 prompt-invisible
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
+::
+
+ $(prompt-invisible s) : Sequence
+
+``prompt-invisible`` は指定された引数を ``$(prompt-invisible-begin)`` と ``$(prompt-invisible-end)`` でラップします。シェルプロンプトに「見えない」すべてのセクション(様々なエスケープシーケンスのような)はこの方法でラップしなければなりません。
.. index::
single: gettimeofday()
10.11.27 gettimeofday
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
+::
+
+ $(gettimeofday) : Float
+
+``gettimeofday`` 関数は1970年1月1日から始まる、現在までの秒数を返します。